在宅訪問栄養指導とは

日本では高齢者の増加が問題となり、団塊の世代が後期高齢者となる2025年、さらに2040年までは高齢者の数が増加傾向になると予想されています。
それに伴い、病院や施設での受け入れ体制が難しくなるので、住み慣れた我が家で過ごしてもらう「在宅療養体制」へとシフトしており、訪問での食事指導(在宅訪問栄養指導)の必要性が高くなっています。
しかし、在宅療養では、食事支援や栄養管理が必要でありながら、在宅療養分野で活動する栄養士・管理栄養士が足りていないのが現状です。

在宅訪問栄養指導の難しさ

高齢者の様々な環境

高齢者は複数の疾病を持つ場合が多く、食事に関する制限があり、複雑になります。また、独居や家族同居、家族同居でも老老介護など家庭環境の複雑さもあり、高度なスキルや知識が必要になります。

保険や医師との兼ね合い

医療保険や介護保険の制度の違いや、医師の指示が必要といった条件との兼ね合いがあり、実施方法や手続きについても理解しておく必要があります。

日本在宅栄養管理学会では、在宅訪問管理栄養士の資格認定の研修や試験も定期的に開催されており、詳細を学ぶことができますが、輝栄会では「ポイントを学びたい」、「初めの1歩が踏み出せない」等の方のためにオンライン講座を開設しました。
全国どこからでも受講いただけます。(認定試験対策の講座ではありません)

講座概要

開催日時2000年00月00日(月)00:00~00:00
申込締切2000年00月00日(月)00:00まで
参加費11,000円(税込)
定員10名様
受講方法オンライン講座(Zoom利用)

こんな方に受けていただきたいです

医療機関等に勤務していて、在宅訪問にも取り組む予定の方に

  • 今後新たに在宅訪問栄養指導にも取り組みことになったが、何から始めてよいのか、やり方がわからない。
  • 在宅訪問栄養指導を始めたいが、初めの1歩が踏み出せない。
  • とりあえず、在宅訪問栄養指導に関する内容が知りたい、情報が欲しい。

フリーランスで活動している管理栄養士の方に

  • フリーランスで活動している場合、在宅訪問栄養指導をするにはどのような手続きが必要かわからない。
  • 初めて在宅訪問に行くが、基本的なことを知っておきたい。

受講するとこうなります

基礎スキル

最低限の在宅訪問に関する知識が身につき、自信をもって訪問に行くことができます。

仕事の幅が広がる

フリーランスでも医療機関等の契約の方法がわかり、訪問での仕事を増やすことができます。

円滑な業務

医療機関等で新たに在宅訪問栄養指導をする場合、円滑に効率よくスタートすることができます。

講師紹介


島田 淳子

Junko Shimada

一般社団法人 輝栄会 代表
株式会社アン・サンテ(認定栄養ケア・ステーション) 代表取締役

プロフィール

10年の病院管理栄養士ののち学校法人大和学園准教授を経て、現在は京都光華女子大学、花園大学、大阪キャリナリー製菓調理専門学校など複数校で非常勤講師を務める。主な専門科目は臨床栄養学。
日本糖尿病療養指導士 病態栄養認定管理栄養士 在宅訪問管理栄養士

講座内容


在宅訪問栄養指導(2時間)

入門編として、最低限必要な知識を身につける内容になっています。

内容
  • 医療保険、介護保険における在宅訪問に関する制度について
  • 在宅訪問するための必要な手続きや流れ
  • 各種帳票の説明と記入方法
  • 栄養スクリーニングと栄養アセスメントの実際
  • 在宅訪問に必要な知識や備品等
  • 高齢者向けの調理の基本的なポイント、など